マレーシアでの中絶・堕胎事情、日本との違い(※ナイーブな話です)

今回の記事では、マレーシアの堕胎事情についてです。
私はNIPT・胎児ドッグなどの出生前診断を受けた際、合わせて中絶についても調べていたので記事に残しておきます。

もしマレーシアに滞在していて、望まない妊娠や胎児の障害などの理由で、いざという時に中絶って出来るんだろうか?と不安に思っている方がいれば参考になれば幸いです。

あまり気分のいい記事ではないので、読みたくない方・中絶なんて信じられない方はブラウザバックしてください。

マレーシアの堕胎事情

まずはじめに結論からですが。
マレーシアでは法的に堕胎が許可されていません。

下記は、出生前診断を受ける際にマレーシアの総合病院に合わせて堕胎について聞いてみた返答です。

堕胎手術すると医師が逮捕されるため、どんな場合でも堕胎不可。
マレーシアで堕胎するとなった場合、みんな他国に行って手術を受ける。
話し合いの上でどうするか決めるため、ケースによって可能かどうかは違う。
赤ちゃんがお腹の中で生きられるのであればしない方針のため、出生前診断でダウン症だった場合でも堕胎はできない。胎児の障害でいろんな箇所に多くの欠損、生存が難しい場合のみ行うケースがある。
B病院は一見可能かのような返答ですが、堕胎ではなく流産の手術に近い感じなのではないかと思いました。

日本とマレーシアの中絶ポリシーの違い

↓のサイトで各国の中絶ポリシーを調べることができます。

Pew Research Center

ざっくりまとめると、

妊婦の命や身体・精神に危害が及ぶ場合のみ堕胎可能。
レイプ、胎児の障害、経済・社会的な理由では不可。
妊婦の命や身体・精神に危害が及ぶ場合のみというのは、B病院での「いろんな箇所に多くの欠損、生存が難しい場合のみ行うケースがある。」の場合に近いですね。例えば、赤ちゃんの命が危なくて母体に危険が及ぶ場合など。
精神に危害が及ぶ場合というのが詳しく分かりませんが、例えばレイプだけでは不可だがそれにより精神障害が出た場合は可能なのかもしれません。
もし、このようなケースがあれば医師の方から手術を提案されると思うので、自発的な堕胎は認められていないというところでしょうか。
妊婦の命や身体に危害が及ぶ場合、レイプ、経済・社会的理由で堕胎可能。
妊婦の精神への危害、胎児の障害では不可。
日本では胎児の障害での堕胎は認められていないけれど、経済的などの理由にすり替えれば簡単に下ろせてしまいます。実質ゆるゆる…
どんな理由でも堕胎可能。

シンガポールはどんな場合でも可能なようです。マレーシアとは、180度ポリシーが違いますね。

A病院がいうように他国で堕ろす場合、お隣のシンガポールに行くのかもしれません。(日本人であればもちろん日本で手術を受けると思います)

マレーシアでの違法手術について

ちなみにですが、ネットで色々調べていると、マレーシアでも違法で中絶できる病院はやはりあるみたいです。(それも結構破格な値段で。)

違法手術自体は決して賛成できる話ではないですが、例えば売春などの問題で他国に渡れなかったりした時に救済処置がなかったらどうしようもないですからね。。

終わりに

以上、マレーシアの堕胎ポリシーについてでした。

個人的には、マレーシアで妊娠した以上、その上出生前診断を受ける身として知っておいた方がいいと思い調べましたが、もしこの記事を読んで不快な思いになった方がいたらすみません。

そして医療的な話になるので、実際の相談は是非医師にしてみてください。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

出生前診断については合わせてこちらの記事をどうぞ
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