只今妊娠30週のマレーシア駐在中の妊婦です。
1ヶ月前くらいから続く外陰部の痒みが治らないため、妊婦健診予約はまだ2週間先なのですが2週間前に行った妊娠中期の血液検査の結果の受け取りかねて、産婦人科(のぞみクリニック)を再度受診することにしました。
妊婦健診で必要な血液・膣細胞の検査結果
まずは、前回ののぞみクリニックで受けた妊婦健診の検査結果を受け取りました。
- トキソプラズマ ig+G
- 問題なし。ig+Gの検査なので、トキソプラズマ には過去1度も感染していないとのこと。
- 子宮頸がん
- 問題なし。
- 血糖検査(HbA1c)
- 問題なし。妊娠糖尿病などの疑いはないようで安心。
- クラミジア
- 問題なし。
- B型溶連菌(Group B Streptococcus : GBS)
- 問題なし。
※B型溶連菌は33週から妊娠後期で受ける検査だからお願いしていなかったけれど、後からよく母子健康手帳の医師の記載とレポートを見返していたら何故か検査結果が出ていました。
領収書を見てもB型溶連菌単体で調べている項目がないので、カンジダの膣の細胞摂取(Vaginal swab)の検査に多分含まれたのかと。(アンナ先生からレポートの説明を1枚1枚されたので説明を受けているはずだけれど、項目が多かったのでスルーしていた…)
これで、妊娠後期の基本の血液検査(血算)と、任意で受けていないHTLV―1抗体検査(※初期〜妊娠30週までに1回)以外は血液検査系は一通り受け終わったので一安心。トキソプラズマとか一時不安になったけれど、結局なんともなかったなぁ。
血液検査・膣細胞検査の詳細(前回の妊婦健診レポ)はこちら
妊婦健診6回目です。28Wなので、ここから2週間ごとの健診になります。パンタイホスピタル で健診予定でしたが、コロナのロックダウンの影響で(現在ちょうど1週間目)カフェなどが営業していない中、Dr.キレンの3〜4時間待ちは待つと[…]
マレーシアで妊娠中に必要な血液検査(英語名)を知りたい方はこちら
テスト名などが英語であること、医師からざっくりした説明しかないことから、私は、実際に受けて母子手帳に記入・もしくはレシートを見るまで、自分がどんな検査を受けているのかよく分かりませんでした。また、マレーシアと日本では[…]
ついでに受けた検査でウレアプラズマへの感染発覚
と、ここまでは問題なかったんですが…
外陰部の酷い痒み(カンジダだと思っていた)で相談したところ、妊婦への性感染症の検査として勧めているクラミジアも合わせた7項目セットの性感染症の検査で、性感染症への感染が発覚しました。
前回調べてもらった性感染症検査セットの内容(全部PCR)
- クラミジア・トラコマチス Cylamydia trachomatics
- マイコプラズマ・ジェニタリウム Mycoplasma genitalium
- マイコプラズマ・ホミニス Mycoplasma hominis
- 淋菌 Nesseria gonorrhoeae
- 膣トリコモナス Trichomonas vaginalis
- ウレアプラズマ・パルバム Ureaplasma parvum
- ウレアプラズマ・ウレアリチカム Ureaplasma urealyticum
今回私は引っかかったのは、ウレアプラズマ(ウレアプラズマ・パルバム)の細菌。
レベルは+++の3段階まであって私は+(レベル1)だったので、全然酷くはないとのこと。(昔に感染したのかも?と言われた。)
感染力は非常に低い菌で、クラミジアに症状は似ているものの自覚症状がないことが多いらしい。
今回受けた検査の中で妊娠中気をつけなければいけないのは、クラミジアと淋菌とのことでさほど心配はいらないと言われたけれど、聞いたことのない菌だったのでネット検索してみると、
- 妊娠中は早産・流産の原因になる
- 卵管炎・腹膜炎・子宮外妊娠・不妊症の原因になる
とあったので、少し不安に。
妊娠中に問題ない薬を処方してもらえるとのことで治してしまうことにしました。
マイコプラズマ・ウレアプラズマとは?
ウレアプラズマはマイコプラズマと同種類の細菌で、尿道炎の原因菌になる菌です。
マイコプラズマ(マイコプラズマ・ジェニタリウム マイコプラズマ・ホミニス)・ウレアプラズマ(ウレアプラズマ・ウレアリチカム・ウレアプラズマ・パルバム)は、クラミジアや淋菌に次いで尿道炎(尿道炎・子宮頸管炎)の原因菌として近年注目を集めています。
尿道炎の20%程がマイコプラズマ・ウレアプラズマが原因だと言われており、今まで原因が分からなかった尿道炎の原因菌が検査で分かるようになりました。原因菌がわかれば早期に適切な治療を行うことができ、体への負担を最小限に抑えられます。出典:https://yoboukai.co.jp/std_20
マイコプラズマは聞いたことあるけれど、ウレアプラズマは初めて聞きました。
ちなみに、性感染症のマイコプラズマはマイコプラズマ肺炎とは別物みたいです。
マイコプラズマ・ウレアプラズマについて詳しくはこちら
マイコプラズマ・ウレアプラズマは尿道(膣)炎の原因菌として近年、性感染症(STD)の中でも注目を集めています。症状は女性…
ウレアプラズマで薬を処方してもらう
マイコプラズマ・ウレアプラズマは、私だけ治療してもまたパートナーと性感染するから、旦那との治療した方がいいとのこと。
そこで「旦那も検査を受ける必要はありますか?」と聞いたところ、男性のウレアプラズマ検査は朝一番で尿検査が必要な上に、繊細な検査で感染していても陰性になる可能性が高いとのこと。
なので、旦那は検査を受けずに一緒に薬を飲めばOKと言われたので、旦那の分も薬を処方してもらうことに。(今回は妊婦健診関係なく症状がある保険適用なので、旦那に保険証をWhatsAppで送ってもらい私が代理で登録するだけで済んで楽でした。)
処方してもらった薬は、アジスロマイシン(Zithromax-Azithromycin)という抗生剤だったのですが、1日目に4粒、2・3日目に2粒ずつで飲み終わる薬だったので旦那にお願いするもの楽で一安心。ただ1日目の4粒は効き目が強いから食後に飲まないと翌日お腹壊すから気をつけてね、と言われました。
膣触診
ちなみに、今回外陰部の痒みはウレアプラズマが原因ではないだろうとDr.アンナから言われました。(一番軽いレベルでの感染で、ウレアプラズマ・マイコプラズマはほぼ無症状のことが多いため)
また、1ヶ月間特におりものの状態などにも異常がないことから、妊娠によるホルモンバランスの変化や外陰部の炎症ではないか?ということで、触診したところ、やはり外陰部に少し炎症が見られました。
夜痒くなることが多いのですが(おりものシートなどはかぶれるので、下着は2回ほど変えているのに)、痒い時あそこが少し腫れているような感じは自分でも感じていたので、やっぱりなという感じ…
引きづつき、外陰部に塗る炎症止めのクリームと、どうしても痒みが我慢できなかった時に飲む錠剤を処方してもらいました。後は、掻くのはもちろん、きつい下着を穿かないということと、耐えられなかったら氷で冷やして!と言われました。笑
終わりに
思わぬところで、ウレアプラズマという今まで聞いたこともない性感染症への感染が発覚して驚きましたが、普段なかなか性感染症の検査をすることもないので、今回軽い段階で発覚して治療できてよかったかなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
クラミジア・梅毒・エイズ・淋菌・・・悩む前に検査が大切!
◆性病検査 STDチェッカー◆ はプライバシーも万全です。
のぞみクリニックでの、その他の受診記事はこちら
妊婦健診6回目です。28Wなので、ここから2週間ごとの健診になります。パンタイホスピタル で健診予定でしたが、コロナのロックダウンの影響で(現在ちょうど1週間目)カフェなどが営業していない中、Dr.キレンの3〜4時間待ちは待つと[…]
[sitecard subtitle=関連記事 url=http://kl-life.com/pregnancy-checkup-03/ target=]前回のNIPT(NICC)受診から約3週間弱。最短で2週間〜1ヶ月と言[…]
夫婦で結婚する時から話していたこと、それは、子供を産むんだったら、出生前診断は受けようねということでした。出生前診断とは出生前診断はざっくり言うと、妊娠中に胎児に染色体異常がないか調べる検査です。染色体異常に[…]