【マレーシアの鶏肉事情】ハラルについてとお手軽鶏肉レシピの紹介

マレーシアに移住してから、家庭料理で鶏肉をよく使うようになりました。

この記事ではマレーシアの鶏肉事情や、スーパーで手に入りやすい鶏肉を使った手間の掛からないオススメの料理を紹介します。

なぜマレーシアといえば鶏肉?

マレーシアといえば鶏肉が美味しくて有名です。

マレーシアの国教はイスラム教で豚肉を食べることが禁止されているので、その分、鶏肉がよく食べられます。
マレーシアではスーパーで適当に買った安い鶏肉でも、とても柔からくて美味しいです。鶏むね・ささみなども日本と比べてパサつきが少ないため、もも肉とさほど変わらない感覚で使えます。

マレーシアのKFCは世界一美味しいらしい
日本人が一番買うであろう豚肉はイスラム教は不浄のものとされているのでノンハラルコーナーに置いてあり、スーパーでは鮮度の高いものが手に入りにくいです。
スーパーでパック買いする豚肉・牛肉は臭みがあったりして、正直あまり美味しくなかったりします。(精肉コーナーに置いてある牛肉などは割と美味しいです)
 
スーパーで絶対信頼できるのは、鶏肉のみ…
豚肉はノンハラルコーナーにあって買う人が少なくて鮮度が低いのは納得できますが、牛肉があまり美味しくないのはなんででしょうか?ヒンドゥー教の影響…?(実際ヒンドゥー教の人はベジタリアンが多いようです)
冷凍食品を駆使する手もあります
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イスラム教・ハラルについて

マレーシアは、国民の多く(約69%)がイスラム教を信仰している国です。

マレー系が約69%(イスラム教)、中国系が約23%(仏教)、インド系が約7%(ヒンドゥー教)
参照:マレーシア基礎データ(外務省)

ハラルについて

イスラム教は1日5回の礼拝など規則の多い宗教で、ハラルという考え方があります。

ハラールは、イスラム法で許された項目をいう。端的にはイスラム法上で、行って良い事や食べることが許されている食材や料理を指す。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AB

イスラム教では豚肉は穢れとされるため、豚肉はノンハラルコーナー(許されていない食品コーナー)に区分して置かれています。(お会計なども別で、マレー系の人が豚肉に触らないようになっています)

ノンハラルコーナーにはアルコール飲料も置いてあります。

 
ちなみに豚肉が食べられない分、ラム肉や鴨肉などがレストランのメニューに多く、こちらは日本より食べる機会が増えました!(スーパーでもラムチョップなど気軽に購入可能だし、美味しいです)
豚肉を買うならマーケットへ
代わりにマレーシア人口の23%を占める中国系のマレーシア人は豚肉を好んで食べるので、ウェットマーケットに行くと日本では手に入らないようなとても美味しい豚肉が手に入ります。
チャイニーズニューイヤーなどの長期休みの前は豚肉市場はいつもよりマレーチャイニーズで混むようです。
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私がよく作る鶏肉レシピ

出典:TESCO

COOKPADへのリンク集ですみませんが、実際に作って美味しかったもの・ランキング上位のものをざっくり部位別にいくつかピックアップしているので、是非試してみてください。

手羽元・手羽先など、骨つき系の鶏肉

マレーシアでは薬膳の実が普通にスーパーにたくさん置いてあるので、風邪の時やダイエットしたい時に。

楽してパーティ料理にも。コンドに大きなオーブンがついている事が多いと思うので、活用しましょう。

田舎の祖母が作ってくれたコーラ煮(コーラと鍋にぶっ混んで煮るだけ)

ささみ

大葉はスーパーに置いていない時もありますが、チーズだけでも。
マレーシアで売っている春巻きの皮美味しいです。なければ、こちらの餃子の皮は少し大きめなので無理やり代用。

パン粉つけて適当に揚げ焼きすればめっちゃ美味しいです。
日本から持って来た小袋のシーズニングなどで適当に味付けしてます。

マレーシアの鶏胸肉はただ茹でるだけで柔らかくて美味しいので、筋トレした時などにも。
とりあえず鶏肉が使いきれない時に茹でておくと何かしらサラダとかで食べられます。(キューピー胡麻ドレとかもスーパーで購入可能。)

挽肉

レンコンは、マレーシア産のものでも日本と味が変わらないのでよく購入してます。

ナンプラー、オイスターソース、バジルと、どれも気軽に買う調味料です。
日本のカレー粉(こくまろとかバーモンドとか)はマレーシアでも購入できます。
料理が面倒になった時は丼物で。

マレーシアのかぼちゃは皮が煮ても煮ても硬いので、圧力鍋がないと辛いです。

圧力鍋はこちらを使ってます

マレーシアでは豚バラブロックもよく使うので、圧力鍋は個人的に必須です。
鶏肉をトロトロに煮込む際にも使えます。

もともと何年も使っていて、カレーを大量に作る時に愛用。

圧力鍋の使用頻度が多いので、普段使い用にもっと簡単に使える軽いアルミの圧力鍋を買い直しました。

6Lは家族用で、夫婦には大きすぎるかも。マレーシアで一晩お鍋を出しっぱなしにすると、料理が腐ることがあるので、冷蔵庫に入るサイズがおすすめです。

鶏胸・鶏もも

塩麹は高めだけど、Village Glocerに売ってます。塩麹がなければ、適当にニンニク醤油と生姜などで。

日本から、かんたん酢を何本も持ってきました。

Maggiのオイスターソースは常備しておくと、空芯菜炒めなどタイ料理にも使えて便利です。

肉の下処理について

マレーシアで買う鶏肉には骨が処理されていない部位の肉が多いです。(ついていないのはささみと胸肉くらい)なのでマレーシアに渡航する際は、日本でよく切れる包丁やハサミを買って持ってくると便利です。

特にハサミは日本にいた時はそんなに使いませんでしたが、マレーシアに来てから生肉の処理でたくさん使うようになりました。

私が日本から持って来た包丁とハサミ

元々適当な包丁を持っていたのですが、切れ味が落ちて調理の効率が低下し100均の包丁研ぎなどでも改善しなかったので、渡航して半年すぎた頃の一時帰国した際、長く使おうと奮発して以下の包丁とハサミを購入してマレーシアに持って来ました。

私が買った包丁

日本のフラットなステンレスのブランド包丁で一番有名と思われる『Global包丁
持ち手のぶつぶつに汚れがたまるかな?と思いましたが、全然そんな様子もなく、グリップが効くので扱いやすいです。

少し大きめなので、女性だと少し小ぶりサイズ↓の方がいいかも。

こちらの方がスタイリッシュで持ち手の穴も浅くなっているので、Global包丁の穴が気になる方にも。

 
マレーシアのミスターD.I.Yなどでも安い包丁が売っていますが、正直切れ味はそれなりにクソです
包丁刺しも忘れずに…
ちなみに、マレーシアでは包丁刺しが料理人が使うような5本〜刺すような大掛かりなものしかないので、コンドに作りつけてない場合は、忘れずに合わせて買って来ましょう。
私が買ったハサミ

こちらのハサミはデザインが洗練されていて、道具に拘りのある人が愛用している印象。
購入時はもっと安いものでもいいかもと思いましたが、ずっと使う道具なこと、取り外しできて汚れが洗えることと切れ味も抜群なので、このハサミは大満足でした。

危険物になりますが、飛行機での持ち込みの際は預入荷物で箱に入れたままにしたら問題なく持ち込めました。

終わりに

以上、マレーシアでの鶏肉事情とオススメレシピでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。